任意整理決定に至るまで 無料の法律相談1回目
借金に気づいて、どうにもならなくなり、首が回らないとはまさにこのこと。
「自己破産」ということしかしらなかった私でしたが、
いろいろ調べていくうちに、自己破産以外にもどうにかなる方法がある、ということにたどり着きました。
任意整理・特定調停など
親に知られずに、ばれずにどうにかこの借金問題を乗り切れるかもしれない
糸口が見つかりました。
自己破産は保証人に債務が降りかかるので、私の場合学生の頃作ったクレジットカードでのキャッシングや、アコムは保証人?(その他連絡先)に記載していた実家の父親に連絡がいくのはほぼ間違いないと思われ、それだけは間逃れたいと思っていました。
迷惑をかけるのが嫌だというのはもちろんだけど、これ以上親の世話になって親に偉そうな顔されたくないという自分なりのプライドや、何言われるかわからないしそれだったら縁を切ったほうがましだ、くらいに思っていました。
そこで見つけたのが、弁護士の人が相談にのってくれて、もし任意整理するとした場合どうなるのかや、任意整理できるのか、どんな流れになるのかなど無料で相談できるということで行くことにしました。
ちなみに私がいったところは30分は無料相談という場所でした。
無料の法律相談センターへ
私が行った場所は四ツ谷駅から歩いてすぐのところ。
まず着くと、受付の若い女性に名前を言うと、奥からでてきたおばちゃんが個別のブースに案内してくれて通されました。簡単に相談の流れや、今日の流れをおばちゃんが説明してくれて、一安心。
「今日は無料なので費用はかからないので、安心して。わからないこと不安なことなんでも話して聞いてみてくださいね」というようなことを言ってもらいました。
人材派遣会社や人材紹介会社によくあるような個別ブースでした。
隣の人の声ももちろん聞こえません。
「プライバシーを守ります」というようなことがかかれた紙と、問診票?のような相談内容を記載する紙をおいて、そして弁護士の先生が来るのを待ちました。
紙には、個人情報の他に
- 借金の総額総額
- いつからの借金か
- 借金の理由
- 今の仕事や月収、年収、
などを記載するようになっていてわかる範囲で書いて欲しいとのことでした。
「弁護士」って怖いイメージがあり、相談センターででてきたおばちゃんがてっきり相談に乗ってくれる弁護士だと思った私は、あーなんか親しみやすそうな優しそうな人でよかった!
と安堵したのですが、その人ではなく、
後から弁護士の先生登場するということを知り、またもやかなり緊張しました。
ちなみに私自身は
少しでも真面目に見えるように、シャツとスカートみたいな格好で行った記憶があります。なんだか、就活(ある意味終活)以上の、緊張感でした。
弁護士さんに相談してわかったこと
10分ほどして登場した男性の弁護士先生。
名刺やプロフィールなどを渡されました。30代後半か40代前半くらいのちょっと若い感じで
やっぱり高学歴のエリート、出世欲強そうだなー、なんて感じるような雰囲気。
淡々と話している姿に、なんとなくこの人は、ちゃんとしてたら味方になってくれるけど、切るときは切るんだろうなというドライな感じがしました。
だけど、
『なんでこんなに借金したんですか?』とか『破産しなさい』とか責められたり怒られるんじゃないかと覚悟で行ったのでちょっと、ホッとしました。
もちろん、他人だし、これが仕事だから当たり前なのかもしれませんが、
淡々と、だけど親身に話をきいてくれて、相談にのってくれました。
笑顔で話すような話ではないけれど、淡々と確実に私のしてしまったこと、事の重さを一緒に受け止めてくれている感じがしました。
そしてその日、私はとにかく相談に行っただけで、
自分の借金のことなのに把握できてなかったことがたくさんあることに気づかされました。
毎月返済に悩まされ、返済の金額はわかっていたのに、
- 何箇所からそれぞれ、どこからいくらの借り入れがあり、
- いつから借り始め、このままだといつまで返済にかかるのか、
- 今いくらまで払えていて残りいくらなのか、
- どれくらい利子を払っているのか
即答出来ませんでした。
これがわかっただけでも、
自分のお金の管理、
借金の管理の甘さを実感し、
返済への大きな第一歩になった気がしました。
そして、記憶の範囲であったとしても、私自身の借金は
任意整理が可能であること、もしかすると返済額が減るかもしれないということがわかりました。
その場で決めなくてもいいとのことでしたが、私の中でこの弁護士の先生にお願いして任意整理をしようという決意がほぼ固まりました。
この先生との約束なら自分自身も頑張れる、ある意味緊張感もあり、信頼感もあり決意に至りました。
先ほど書いたようないろんなことを把握できていなかったため、再度それらをわかる範囲で揃えて相談に行くことになりました。
次回もそれらを持っていって再度相談でそこまでは料金はかからず無料で相談に乗ってもらえるとのことでした。
でも本当なら、この日の無料相談に全て揃えて持っていくべきだったんだと思います。
また、クレジットカードやキャッシングのカードなども全て持ってくるよう言われました。クレジットカードは止まっていない現在使えているカードも持ってくるようにとのことでした。
対面での相談か電話か
当時の私は、対面での相談に行きましたが、もし電話相談やWEBでのチャット、メールでの相談を知っていたら、もっとすぐに相談していたかもしれません。
といっても、後の祭りですが、
直接会っての相談はかなり勇気がいりました。
どんな弁護士さんがでてくるかもわからなかったし、何を言われるんだろう・・・万が一縁戚や知り合いがきたら・・・と考えると心臓がとびでそうでした。
今は匿名、無料で、相談できるところがかなり増えました。